




井田宗秀『EXPRESSWAY』
¥7,700 税込
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運転をするようになって20年あまり、ずっと気になっていた高速道路走行時に得る特有の感覚。それを写真で表現することを試みた。
運転をしている時、我々は意識的に何かに注視する瞬間もありながら、想像以上に無意識的で漠然としか外界を捉えていない。この状態は高速走行が続く環境下でより顕著になる気がする。意識と無意識を往来しながら外界を捉える状態こそが、高速走行時の特有な感覚につながっているのではないか。一方でカメラという機械の特性上、無意識にシャッターを押したとしても、肉眼で見るよりはるかに鮮明な画像となる。結果的に自らの意識の外の世界が詳細に描写されることにもなった。
縦265mm×横220mm
カラー112ページ
ソフトカバー
コデックス製本
※表紙の素材がとてもデリケートな為、製本に細心の注意を払いシュリンクを施してありますが、多少の傷がある場合があります。こちらは都市の構造物をイメージした「エイジングされていく本」というコンセプトで制作しており、ご了承いただいた上でご購入下さい。
写真展EXPRESSWAYより
「飛び去りながら凝結する光景」
首都高速道路で見える都市の光景は多くの人にとって既知で、ただ目の前を刹那的に通過する断片にすぎない。われわれは思いのほか同じようなものにしか反応しないものだ。個人的な視覚的興味や、かたち、色への嗜好、シンボルとして際立つ建造物などをなんとなく見ている。いっぽう高速で走る車の中から凝視するまなざしを四方へ向け続けるのは、肉体と精神に極端に負荷がかかる。ただカメラという機械は、写真を生み出す過程でそれを可能にしてくれる。
井田宗秀は、高速を走りながら意識と無意識のあいだで漠然と自覚していた感覚を、実際に首都高を走行しながら写真にすることで視覚化した。その結実が写真集『EXPRESSWAY』で、高度な印刷プロセスを経て精緻な画面からあたかも飛び去りながら凝結したような光景が立ち上がってくる。展示としての「EXPRESSWAY」では、意識と無意識のあいだで往来する井田の感覚を平面に還元された写真から3次元へ浮上させる試みをする。井田が生み出す強度をたたえた鋭利な都市の断片が展示空間で動き出すさまをぜひご覧いただきたい。
(池谷修一:写真編集者/キュレーター)
■プロフィール
井田宗秀(いだ・むねひで)
1978年東京都生まれ
12歳より写真に興味を抱き独学で学ぶ。日本大学生物資源科学部卒業。イメージスタジオ109勤務、写真家管洋志師事後、2003年独立。多くのクライアントワーク撮影を手がける傍ら、積極的に作品発表を行う。主なテーマは「広義的な人の行いとその環境」「感覚の視覚化」。(公社)日本写真家協会会員
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